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津軽工房とのさき

「津軽凧工房とのさき」の絵師、外崎豊満さんは現在72歳、青森県南津軽郡藤崎町に住んでいます。父親の影響を受け、28歳の頃から津軽凧に魅せられ、絵師として45年この道一筋を歩んできた方です。今回、津軽凧の魅力について熱く語っていただきました。

強い風に負けない津軽凧の造り

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冬の津軽は「地吹雪ツアー」でもお馴染みのように、雪もさることながら遠い大陸からの強い季節風が伴う特別な場所です。津軽の野にうなりをあげて舞う津軽凧は、他の地方の凧より強い構造が必要となります。
骨組みは竹ではなく正目の青森ひばを使用し、紙は強靭な手漉きの和紙に、更に裏にも和紙を貼り付けています。地吹雪の中でも力強く舞い上がる津軽凧は、強い骨組みで張られたブンブン(音を鳴らす部品)によってヘリコプターのような凄まじいうなりを上げ舞い上がり、その光景は圧巻です。

伝統的に受け継がれる津軽凧の絵

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凧の絵については、写楽、歌麿、北斎の影響を受け、明治維新で実録を失った武士が手内職によって描かれたことが起原と言われています。
画材は日本武尊(ヤマトタケル)、源義経の武者絵、中国の三国志等約300種類あったといわれていますが、現在絵師が描くものは約100種類程度のようです。描かれた絵は、武士の魂がこめられており、津軽の風土に育まれて、現在の津軽凧絵に受け継がれています。
今なお、一点ずつ手書きによって描かれており、「これは先人の残した伝統的郷土の遺産であり守り続けていきたい」と外崎さんは語ります。

大空を舞ってこその津軽凧

伝統を受け継ぐ絵師の外崎さんは製作者でありながら、「弘前凧の会」の会員で凧上げ師でもあります。
青森県弘前市で行われる全国大会に毎回参加し、それに備えて自ら製作します。大会当日の気候に合わせ、重量、大きさ、張の強さ、彎曲の形状、上下のバランス等、いくつもの凧を用意します。また絵師の想いも図柄に込められます。大会の前夜祭では、逸品物の津軽凧のオークション等もあり、参加者だけでなく全国から津軽凧のファンが集まり、盛り上がっています。

津軽凧を愛し、伝統を伝えることに誇りを持って取り組んでいる外崎さんですが、この取材の最中にも仲間から電話が入り、凧の話を嬉しそうに話されていました。きっとこの後、急いで車に凧を積んで向かうのでしょう。

津軽凧は、ひとつひとつ手作業で作り、丁寧に絵を入れて完成します。このように、「津軽凧は、あくまで飾るための伝統工芸品。空に揚げて遊ぶ凧はおもちゃ屋で売っている。」と思われがちです。しかし、今回お話を伺って、凧について勘違いをしていることに気付きました。「津軽凧は大空に舞ってこそ完成だ」と外崎さんは話します。外崎さんのお話から感銘を受けて取材を終えました。

お問い合わせ先

津軽凧工房とのさき 津軽凧絵師

住所青森県南津軽郡藤崎町西豊田2-6-7 Google マップで見る
TEL0172-75-6134
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